ちゃーのフラレ日記~男はフラれてナンボ。とはいえキツいよね編~
〜前回のあらすじ〜
タチの悪いクラスタのみんな
別れろ別れろといろんな人に、前回のコメント欄にまで書かれ、プッツンした僕。
ドバババババババババババb!!!!!!
ドキュキュキュキュキュ!!!!!!!!!!!!!
安らかに眠ってくれ。
〜本編〜
バンゲした案件にラインを送る。
ラリーは上々、飲み打診をする。
僕「○○日、Uでどう?」
急に返信が無くなった。
あぁ、今回も死番か。仕方ないな、と思いながら日々を過ごす。
打診日の当日、お昼に僕のスマートフォンが震える。
案件(以下、後々話をしていてオカンキャラだったのでオカンとする。)からのラインだ。
オカン「今日何時ぐらいなりそ〜?」
ん?なんだ??返事もしなかったのに行くつもりでいるのか、こいつ。
少しイラッとしながら返信をする。
僕「20時な」
オカン「りょりょりょ〜☆」
僕「」イラッ
まぁ、とにかく、アポが成立した。
しかしノープランだ。帰りの電車の中でLH近くの居酒屋を検索する。
ここだ、ここしかない。
コスパ良好、立地良し、雰囲気は…まぁどうでもいいや……
選んだのは…
世界の○ちゃん某通り店。
後から考えれば、イケメンでもなんでもない僕がこんな適当なプランで勝てるはずがない。
しかし、その時の僕は謎の全能感に包まれており、ここでも十分に勝てると確信していた。
某ペンギンの前で合致し、適当に「あれ?雰囲気変わった?めっちゃ可愛なってるやん!」とかいいながら世界の○ちゃんへ向かう。
○ちゃんin
オカンは話をするのが好きなのか、自分の身の回りの有り得ないカップルや自身の恋愛経験を語り始めた。
ニコニコ話を聞きながら、途中途中にネグを挟む。
というか、こいつめっちゃ喋りよるな…
飲み始めて45分。
ボディータッチを始める。いつも通り、手首、首、耳、手繋ぎをこなす。が、振り払われる手。
…和みが足りなかったか
再度和む。
よく喋るオカンの話をひたすら聞く。
気が付けば2時間が経過していた。
退店の準備をしながら2軒目を提案する。
オカン「いや〜、明日11時から予定あるから…」
僕「11時やったらめっちゃ余裕やんけ!はよ2軒目いこー!!」
退店。
駅の方面へ歩き始めるが、店の位置が悪かった。
LHのある曲がり角まで30mしか無い。
打診のタイミングが遅すぎた。
かと言ってここで引き止めて「どうする?どこいきたい??」なんて聞くのも野暮だ。というか、聞いた時点で帰ると言われて終わりだろう。さぁ、どうする?ナンパ師としての資質が問われる場面だ。
よし
ここは…
僕「あ、こっちやで」
腰に手を回して強引に方向転換!!
オカン「え?……………って違う違う!」
オカン「帰るし!!!!!!」
全力で僕を振りほどくオカン。
ついさっきまで機嫌よく笑顔で話していたのに、今はこの世の全ての不条理が集結したかのような真顔だ。
フルフラット。妖怪いったんもめんのようにフラットな顔をしていた。
オッケー、なんでもない。
僕「ちょっと待ちや、ビックリさせてごめんて、話聞いて?」
と呼び止めるも、急に日本語がわからなくなったのか、反応がないオカン。
早足で通りを抜けていく。
僕「ちょちょwwwめっちゃ歩くの速いやんwwwwなに?2020年東京オリンピックの競歩代表選手狙っちゃう?やっちゃう??wwwwww」
目線すら向けてくれない。
瞬きもせず、真っ直ぐ前を見据え、早足で歩き続ける。
僕「どうしたどうした!?日本語わからんなった??あ〜ハーフ顔やもんな!日本語わからない設定ね!オッケーオッケー!!ハロハローwwwwwww」
ん?
あれ?
これって…
ガンシカ崩そうとして崩されへんときのあれやぁああ!!!!!!!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおお
え!?
これってアポ時でも出るものなのね!!!!!!!
どんだけ食い付き下がっとんねんwwwwwwwwwwwwwwwwww(;_;)(;_;)(;_;)
ぎぃょぇええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
そんなことを考えている間にもオカンは歩調を緩めず、そのまま街へと消えていった…
完!!