死ぬほどPOPに生きていこう

死ぬほどポップに生きていこう

ポップにナンパをするへらへらリーマンの足跡

ナンパ師たちのアツい一日~初GTとあきらめない強い気持ち~

居酒屋を出る。
 
箱へ行く人、ストで頑張る人、帰る人。
 
それぞれ夜の街へ散っていく
 
ロールさん「ちゃーくんはスト?」
僕「断然ストです。箱怖いです」
猿丸さん「ほんなら適当に終電まで声かけていきましょうか」
 
3人で歩き始める
 
通りを1つ過ぎたところでロールさんが反応する
 
ロールさん「あれいきましょう!」
 
コンビ案件だ
 
猿丸さん「いいですね、いきましょう!」
 
僕「いってらっしゃ〜い…」
 
 
どうせ一声掛け目だし、なんだか街があんまりフワフワしてないし、すぐに帰ってくるだろうと思いながら2人を見送る。
 
 
……
………
 
 
僕「あれ?帰ってけーへんな??」
僕(ソロで頑張るか…)
 
 
地獄はそこから始まった。
週末のM、基本的にコンビ案件が多い。
なるべくソロを探していた僕でしたが、お花見の後ということもあり、足に限界が迫る。
 
僕(あかん、ソロおらへん……これはもう逆3しかない…………)
 
 
僕「やぁやぁやぁ!君の名は?三葉に四葉前前前世から探してきたよ〜!!」
 
 
ガンシカ
 
僕「そこの白いタイルはマグマやからな!踏んだらアカンで!!死ぬから!!!」
 
ガンシカ
 
僕「も〜、お姉さん僕の友達見ませんでした!?我々は宇宙人ではないのだ〜って言いながら人差し指合わせようとしてくるやつなんですけど!!!」
 
ガンシカ
 
 
くっそ!!!!!死にてぇ!!!!!!!
なんっや!!あんだけナンパ師おったのに結局ソロかて!!!!!
 
 
 
そんな苦行の中、ソロとコンビからそれぞれ未来のなさそうなLGをした。
なんのプラスにもならない…
ナンパってしんどいな…………
そう思いながら終電を求めて1人トボトボと駅へ向かう。
 
花見箱では坊主。
ストでも結果が出そうなものもなく、何のために街へ来たのか。
 
僕「はぁ…帰ろ……」
 
 
 
ホワワワワ〜ン
 
 
(´-`).。oO(聞こえますか、今あなたの心に直接語りかけています…)
 
僕(!?お前は…いや、あなたはナンパの神!!?)
 
(´-`).。oO(あなたは今日、大々的に出撃したにも関わらず結果を出していませんね?そのままでいいのですか?もう、帰ってしまうのですか…?)
 
僕(た、確かに……ノーフュチャーなお水連れ出しと、繋がりそうにないコンビバンゲ……こ、このまま帰ったらクソAFCになっちまう………)
 
(´-`).。oO(そうです、それで良いのです。信じるがままに…フォー○と共にあらんことを)
 
 
ホワワワ〜ン
 
 
僕「ふぅ…」
 
スッ
 
ポチポチポチ
 
プルルルルル……プルルル………
 
僕「あ、ダナハさん?今何してます??え、家でつかたさんと御堂筋さんと休憩中?ええ、はい、GTに出る。ほう、なるほど…じゃあ終電捨てますね!
 
 
終電を一駅分だけ乗って、それでも諦められず、降りた。
 
 
 
さぁ、背水の陣だ。
 
Mの夜はまだまだこれから。
結果を出しに行こう。
スキップでダナパレスへと向かう。
足の裏に痛みが走る。
初めてのGT。
この足よ、もってくれ………
 
 
 
 
 
 
 
〜ダナパレス〜
 
ダナハさん「おつかれぃ!とりあえずお湯貼ってるし風呂入っといで!!」
 
僕「マジですか!?大好き♡」
 
ゆっくり湯船に浸かり疲れを癒やす。
本気でダナハさんに惚れるかと思いました。
まぁ前から好きなんですけどね。
惚れ直す、が正しいところかな。
 
ダナハさんのご好意に身も心も癒され、どろどろになりそうな意識をキュッと引き締める。
 
つかたさん「初めまして〜つかたです〜〜」
御堂筋さん「やかましいわ、殺すぞ」
僕「いや、あたり強すぎるでしょwwwww」
つかたさん「いつも通りなんですwww」
僕「関係性狂ってんのかwwwwwwwww」
 
初めて会う、つかたさんのイケメンっぷりに怖気づく僕。
 
御堂筋さんの当たりが強いのも仕方ないのかもしれない。
 
 
イケメンが即れるのは普通。
イケメンじゃない僕らが即ってこそドラマが生まれるんじゃないだろうか。
 
 
挨拶もそこそこに済ませ、振り返ると完全にナンパモードに入り、スト値13へと変身を遂げたダナハさんが。
 
ダナハ「いくやでぇ〜〜www」
僕「ちょーっちょちょいちょいちょーちょーちょーwwwwおっとー?おととー?スト値上がりすぎでしょてぇwwwww」
 
グッパでコンビにわかれる。
僕はイケメンつかたさんとコンビを組ませてもらうことに。
 
僕「気持ちよく即って帰りましょう」
つかた「そうですね!さっさと即ってドヤ顔したりましょ!!」
 
Min
 
商店街に入ろうとすると早速コンビ案件が現れた。
 
すかさず声をかけるつかたさん。
続く僕。
案件はどちらもお水系。
客が飯をおごってくれるというので待ち合わせだそうだ。
…深夜の2時に。
チャラいな〜………客のオヤジもお水相手に深夜の2時に迎えにくるてどんだけやねんて…………
 
待ち合わせまで時間があるならと居酒屋に連れ出す。
待ち合わせ娘が僕の担当、オヤジが来るにしろ、こないにしろなんとかセパってつかたさんに即ってもらわねば…。
 
オヤジが到着したということで、僕と担当案件が先に退店する。
僕にとってノーフューチャーなセパレートが成立した。
 
案件をオヤジの元へ送り届け、再びソロでMの街を歩く。
 
 
案件がいない、足が痛い、微妙にさぶい。
 
 
僕の折れかけた心に追い打ちをかける街。
この時間帯は街の全てが敵に見える。
 
 
 
ヴィーーヴィーー
 
…つかたさんからだ。
 
僕「はい?」
つかた「ホテル前まで行ったけど子持ちやった!合流しよ!!」
僕「はいい?wwwwww」
 
 
さっきの居酒屋前で合流。
つかたさんはセパった後、そのままの勢いで直ホ打診したそうだ。
しかし、つか娘は「子持ち、遊ぶのやめた」グダを貫き通し、放流。
つかたさんの顔に疲れの色が一瞬伺えた。
 
 
かなり時間を使ってしまった、体力もだ。
 
 
気を取り直して2人で商店街をうろつく。
つかたさんのホ○ンオープナーが炸裂する。
オープン率は高いものの、連れ出しにはいたらない。
 
 
ズルズルと足を引きずりながら商店街の端から端までピストン運動を繰り返す。
願わくば、女の子相手にピストンしたいものです。
 
 
僕「つかたさん…休憩しますか?」
つかた「そやね、箱閉まるのが5時やから今体力消費してもね…」
僕「そうですよね………あ!あれ行きましょう!!」
 
 
声掛けをやめようとしたらいい案件が現れる。
多分これは、ストあるあるでしょう。
 
そんなストあるあるに振り回され、結局休憩もせずにトライを繰り返す。
 
ふと、スマートフォンを見る。
御堂筋&ダナハコンビが即っているではないか。
ぐぬぬ…負けられない、負けてられない…。
 
僕「諦めない…強い心……俺はイケてる…即れる………即る…大丈夫………即れる…………」
 
ブツブツと呟きながら、既に朝と呼ばれる時間帯の街を歩く。
 
つかた「うん…これ歩くのやめたら次歩けなくなりそう………」
僕「休まない………即る…………即るんや…………」
 
 
僕「弱音はァ!………弱いやつがァァ!!言うもんや…………
 
 
 
いつの間にやら、ストに箱勢が流れてきている。
商店街はクラスタだらけだ。
どうした…?なんだ、この異常事態。
箱勢が、ほとんど即っていない……?
街全体がそんな空気なのか、街に溢れたナンパ師が案件に群がる。
 
 
こんなんじゃ、ショボ腕の僕には即れない…
 
 
僕「案件……案件ンンン…!!!」
 
 
時刻は既にAM7:30を回っていた。
しとしとと降り続く雨が、満開の桜を散らしていく。
足の痛みが骨の芯から伝わってくる。
 
 
 
遠くに、一人で歩く女性を見つけた。
最後の力を振り絞って追いかける。
足が痛みという危険信号を、最高出力で脳へと伝達する。
しかし、ここで諦めると僕はもう二度と声掛けに向かうことができないだろう。
脳からの「身体を休めろ」という指令を精神力でねじ伏せ、案件の元へと駆ける。
 
僕「おはようございます。気がつけばこんな時間ですね、お花見にでも行きたいところですがあいにくのお天気ですね。」
 
僕「そんなおしゃれな靴だと泥まみれにならないように気を使わないとですね。よかったら僕のスニーカーと交換しましょうか。」
 
 
僕「…意外とお姉さんの靴も僕履けたりしちゃいますよ。そんでもって僕がシンデレラです。」
 
 
 
THE☆ガンシカ
 
 
 
おわった…
精根尽き果てた…
俯いて、足を止める。
 
こんなに苦しい思いをするためにナンパをしているのか。
こんな惨めな思いをするために街に足を踏み入れたのか。
あまりにも冷たい雨を浴びながら、膝を折りたくなる。
このまま倒れ込んで眠ってしまいたい。
このままMの道路のシミになって、あらゆるスト高のスカートの中身を拝みたい。
そう、思いながら顔を上げる。
 
 
いつの間にか、僕の始まりである交差点にいた。
ド○キは今日も変わらずギラギラしている。
横断歩道の向こう側には傘をさした一人の女性が立っている。
 
 
ボーナスステージ。
 
Mという街が僕に与えた最後のチャンス。
 
 
信号が
 
 
 
 
 
 
 
変わった
 
 
 
 
僕「ちょちょちょちょい!雨がつめったいよ~傘入れて入れて!!」
傘子「へ、何!?誰なんwwwww」
僕「いやぁ、めっちゃタイプな服装の娘が傘さしてたから入れてもらおうと思って」
傘子「ヤバイいってwwwwwwwマジで誰なんwwwwwww気まずい気まずいwwwwwwwwwwwwww」
 
と言いつつも傘に入れてくれる。
 
僕「こんな時間に一人で何してんの?」
傘子「友達と飲んでたけど、友達怒って帰っちゃってん…」
僕「喧嘩?」
傘子「喧嘩っていうか、私が悪いだけなんやけど…」
僕「いやいや、お姉さんも悪いかもしれんけど、向こうも反省してるって。」
僕「一緒に朝まで飲むくらいやし仲良しなんやろ?心配せんでもいいって」
傘子「そうかな…」
僕「ゆっくり話聞くよ」
 
 
体力的にも精神的にも余裕がない僕には、飲み打診も直カラ打診も頭になかった。
出撃前につかたさんからご教授頂いた、直ホ打診ルーティーンを使用する。
 
 
 
……
………
渡りきったばかりの横断歩道を戻り、ホテル街へと向かう。
 
傘子「えぇ~ほんま気不味いwwwwwwwもう、誰なんwwwwwwwwwww」
 
「誰なん?」と「気不味いwww」を連発しながらも着いてくる傘子。
友達と喧嘩したことを忘れてもらおうと、楽しい雰囲気を演出する。
 
 
 
LHin
 
 
 
週末のM、満室多すぎ(怒)
初めてLHの待合ソファを使った。
傘子をこちらにもたれかけさせて頭を撫でる。
 
 
部屋の準備が出来たようだ。
手をつないで部屋へと向かう。
 
 
本当のLHin
 
 
 
すかさず服を脱ぎ去る僕。
 
傘子「えっ何そのKARADA!!!」
僕「筋肉好き?」
傘子「うん…好き……」
 
 
鍛えてて良かったァ!!!!!
きんもてぃぃいい~~~~~~~~~!!!!!!!!
 
 
 
そして
 
 
いざっ!
 
 
 
ちゃー坊in!!!!!!!
 
僕「いよっしゃぁあああああああ!!!!!初GT!!!!!!!!!!!!!初直ホ!!!!!!!!!!!!!!!!!わっしょぉぉぉおおおおおおおおい!!!!!!!!」
傘子「あっあっあっ!!!!!!!気不味い気不味い~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!あんあんあ~~~~~~ん!!!!!気不味~~~~~~~~~~~~~い!!!!!(本当に言ってた)
 
 
 
LHout
 
 
道の向こうから車が来ていたので、何気なく傘子を歩道側に引っ張って位置を入れ替わるとものすごい食付きが上がった。
ちゃんと傘入れてる?さぶくない??と優しい言葉をかけてくれる。
 
これがトリガーってやつなのかなと考えていると、傘子が不安そうにこちらを見上げている。
 
傘子「LINE交換しないの?また会えるよね??」
僕「こんなクソ野郎、好きになったらアカンよ?絶対Mでまた会えるから、LINEなんか交換しなくても」
 
傘子の進む方向から逸れて離れようとする。
 
傘子「雨降ってるよ?風邪ひくってば!私もう地下鉄だし傘いらないからあげるよ??」
僕「いや、ええわ!水も滴るいい男目指してるからな!!じゃ、ここでバイバイやで!!!また会おな!!!!」
 
 
 
 
花見からぶっ続けで街に出ること、約20時間。
執念の1即で僕のお花見会は、幕を閉じた。
 
 
 
イヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!!!みんなあまり即れていない中即ったのは気持ちがいいゾォ!!!!!!!!!!!!!!
 
 
 
今回、幹事として企画から開催までプロデュースしていただいたアランさんに最大の感謝と愛を込めて。
あいさつ程度であまりしっかりお話させて頂いていないので、機会があればお話しさせていただけると尻尾を振って喜びます。
それでは、みなさま引き続きちゃーをよろしくお願いします。
 
 
~END~